【7話】神、放置

餅神さまのビズリーチポーズ STORY


──これが、神の笑いか。

初めて目の当たりにするその光景に、男はただ圧倒されていた。

腹の底から響くような笑い声がうねりとなって部屋を満たしている。
なかには、それが本当に「笑い」なのかすら判別のつかないものもあった。

異様だった。

そうとしか言いようがない。

気がつけば、笑い始めてからすでに2時間が経とうとしている。

──どんな身体の構造をしているんだ‥?

呆れを通り越し、もはや感心に近いものすらあった。

終わりの見えないその状況に、とりあえず男は洗濯やシャワー、歯磨きなどを済ませて、自分だけさっぱりしたのだった。



餅神さま
餅神さま

ふぅーー、
やっと落ち着いたぞ。

おっさん
おっさん

すごかったですね。
シャワー浴びてても聞こえてましたよ。

餅神さま
餅神さま

母親にっ!!w

電話させていただいてもよろしいでしょうかっ!!!?

おっさん
おっさん

‥まだやるんですか?
さすがにもういいでしょう?

餅神さま
餅神さま

‥‥。
そうだな。

しかし、なかなかおもしろかった。
アホすぎだろ。

おっさん
おっさん

へへへ‥。
神さまが物騒なこと言うからですよ。

餅神さま
餅神さま

うーん‥。

たしかに、あれだけ聞くとワシのことを異常者だと思うのも無理ないか。
実際にはちゃんとした理由があったんだぞ。

おっさん
おっさん

へ?
そうなんですか?

餅神さま
餅神さま

あたりまえだ。
理由もなしに肉団子になんかするか。
ワシをなんだと思っておる。

おっさん
おっさん

いやぁ、
てっきりそういう趣味があるのかと思っちゃいました。

餅神さま
餅神さま

まぁ、ここでは割愛するがな。
そのうち聞かせてやろう。

おっさん
おっさん

えぇ〜?なんだろう?
すごく気になる!

餅神さま
餅神さま

‥‥。

そんなことより貴様、
金の使い方を考えたほうがいいぞ。

おっさん
おっさん

へ?
なんですか急に?

餅神さま
餅神さま

急にじゃない。
自分がなぜ殴られたか忘れたのか?

おっさん
おっさん

ああっ!!?
そういえばっ!!

おっさん
おっさん

あのときもお金に関することでしたね!

たしか、私がウチの家賃をはっきり把握してなくて‥。

餅神さま
餅神さま

左様。
ちゃんとおぼえてるじゃないか。

殴った甲斐があったな。

おっさん
おっさん

‥‥。

改めて聞きますけど‥、
なんであんなに思い切り殴ったんですか?
そんなにまずいことだったんでしょうか??


コメント

タイトルとURLをコピーしました